平成30年3月のおすすめワイン Minervois Blanc , languedoc
MINERVOIS Blanc " Champ du ROY"2016
Chateau COUPE-ROSES <Languedoc>
ミネルヴォワブラン ”シャンデュロワ” 2016
シャトー クープローズ <ラングドック地方、フランス>
春になるとフルーティーで爽やかなワインが飲みたくなります。
日本酒も美味しいのですが、ワインの方が度数が低くて爽快な
酸味があり、糖分も無いのでスッキリとしていて暖かな春に
特に飲みたくなります。
但し、ワインにも冬向き、春夏向きがあります。
トロっとした口当たり、ジャムのニュアンスが強く
度数が高めであったり、樽由来のバターっぽさ、熟成による
シェリーっぽさのあるワインは寒い冬に美味しく飲めますが、
これからの温かい季節には少しクドく感じるかもしれません。
これから春〜夏にかけてはハーブや柑橘の味と香りのする
南フランスの地ワインがおすすめです。
今回ご紹介するのはフランスの歴史の中で様々な民族が移り住み
文化を営んできた南フランス・ラングドック地方の歴史あるミネルヴ
という町の周辺のワイン、ミネルヴォワというワインです。
ラングドック地方は地中海沿岸を覆うように位置します。
東は大河ローヌ川の河口から、西は大西洋と地中海を結ぶミディ運河の
要所カルカッソンヌあたりまで広大な地域なので、当然産地の特性も
各地域で変わってきます。
ミネルヴォワは西側の内陸部、標高の高いところに位置し、沿岸部より
冷涼で乾燥した気候が特長です。
ワインの個性も他のラングドックよりアルコール感や甘ったるさが
控えめで引き締まったものになります。
生産量の95%が赤ワインといわれているミネルヴォワではとても
珍しい白ワインのご紹介です。
是非これからの季節にキリっと冷やしてお楽しみください!
MINERVOIS Blanc "Champ du Roy" 2016
Chateau Coupe-Roses <Minervois , Languedoc >
ミネルヴォワ(白)”シャンデュロワ” 2016
シャトークープローズ <ミネルヴォワ、ラングドック地方>
750ml ¥1,650(税抜)
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ぶどう品種:グルナッシュブラン 60%
ミュスカブラン プティグラン 40%
南フランスの白ワインは酸が少なく、もったりとして
重めのものが一般的に多いです。
グルナッシュブランは香りが低く、ニュートラルな
面白くないワインになりがちなのですが、
標高の高い、冷涼なこの地域ならではのハツラツと
した酒質に仕上がっています。
そして、ミュスカのトロピカルフルーツや
ハチミツ、スパイスの香りがアクセントになって
とてもさわやかで面白いワインになっています。
ミュスカは元々、この地域で甘口用として
栽培されていたのですが、若々しい辛口に応用
しました。これが大正解!
バジルやルッコラを使ったサラダ、カルパッチョ、
新鮮な野菜や魚介類など、これからの季節に美味しい
冷たい料理に良く合います!
値段も手ごろなので是非晩酌でおすすめしたい
おすすめの1本です!
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味で選んだ地酒とワイン
「酒はブランドではない。味である。」
店主が味わって美味しいと感じるお酒だけを扱っています。
日本酒、焼酎は取引蔵元数を闇雲に増やしていません。
地酒専門店のトレンドに乗っていませんがそれで良いと考えています。
地下ワインセラーによる熟成
店主がフランス各地のワインメーカーやワイン専門店を足で回り見聞した知識を基に
ワインの品ぞろえをしております。
自然派、ナテュレルのワインかどうかは特には気にしていません。
ぶどう栽培、ワイン醸造をしない酒販店、輸入業者が「味」以外の理由によって
ワイン選別をするのは納得いかないからです。
今のこの時代にいわゆる工業的な安酒を造るメーカー、持続的な環境保全に
配慮しないメーカーはありません。
徒に語るような問題ではありません。
店舗の地下4メートルに8坪のワイン熟成用地下セラーがあります。(見学不可)
温度は一年を通して14度〜17度に保たれています。
熟成させて魅力を発揮するワインは、若くて価格がリーズナブルなうちに仕入れ、
地下のセラーでゆっくりと寝かせ飲み頃を待ってから販売しております。