平成30年11月のおすすめワイン KAMIOGINOTO843-5 , YAMAGATA
2016 KAMIOGINOTO843-5 Muscat Bailey A
TAKEDA Winery (YAMAGATA)
2016上荻野戸843-5 天童市花輪農園産マスカットベーリーA
タケダワイナリー(山形・かみのやま)
日本の赤ワイン用ブドウの中で最も収穫量の多いマスカットベーリーA
(以下、MBA)
色鮮やかで輝くようなルビーレッド、イチゴやキャンディの様な甘い
香りが特徴的でライトボディのワインに仕上がります。
約90年前に、新潟県上越市にある岩の原葡萄園の川上善兵衛氏が
30年かけて日本ワインのために交配し、生まれました。
歴史のあるブドウなので日本各地で栽培されており、味わいも
似たようなボージョレーヌーヴォーのようなワインが多い印象でした。
しかしながら、今回ご紹介するこのタケダワイナリーが醸造する
特別なMBAのワインに関しては、今まで飲んだことの無い
深い色合いとコク、余韻の長さがありとても驚きました!
とにかく舌触りが滑らかでビロードのような、引っ掛かりや
嫌味のない余韻。
MBAに有りがちな、ギスギスした酸味、痩せた味わいではなく
非常にふくよかです。
私はこのワインにとても感動してタケダワイナリーの岸平専務に
感想を述べたのですが、専務もこのワインは明らかに違う!
一般的なMBAにはないふくよかさ、滑らかな余韻があると
評価していました。
このMBAを栽培しているのは、ワイナリーのある上山よりも
北にある天童市の花輪農園です。
タケダワイナリーでは古くから天童市の農家にMBAの栽培を任せ
買い取っているのですが、特に意欲的で高品質のぶどうを栽培する
花輪農園の、しかも樹齢が高く明らかに他とは違う素晴らしい
ぶどうの出来る「上荻野戸843-5」という区画(畑)の物を厳選した
スペシャルワインです。
醸造はタケダワイナリーのMBAの最高級品である自家栽培樹齢70年
「ドメーヌタケダ ベーリーA古木樽熟成」と全く同じです。
フランス・ブルゴーニュのワインは畑の良し悪しによって
語られますが、日本のMBAでこれほどまで顕著にブドウの
出来の良さ、他のMBAとの違いがはっきりと表れているワインは
珍しいのではないでしょうか?
日本のワイン、日本のブドウで畑、土壌、テロワールを語ることが
出来るのはブドウ栽培の歴史、長い年月の間に積み重ねてきたものが
あるからこそだと思います。
伝統のあるワイナリー、伝統のある栽培農家にしか出来ない味わいを
是非お試しいただきたいと思います。
2016KAMIOGINOTO843-5 MUSCAT BAILEY A
TAKEDA WINERY
2016上荻野戸843-5 天童市花輪農園産マスカットベーリーA
タケダワイナリー
750ml ¥2,800(税抜)
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ぶどう品種 : マスカットベーリーA 100%
MBA独特のキャンディ香やざらついた酸味ではなく、
良く熟したイチゴやフランボワーズの香り、そして
滑らかな口当たりで余韻の長いワインです。
ブルゴーニュ型の小樽で適度に酸素に触れさせながら
ゆっくりと熟成させます。
フルボディのワインに用いる醸造、熟成法にも
マッチするコクのある酒質です。
岸平専務曰く「ホント、ここのMBAは違うんですよね、
一般的なシャープな味わいのMBAとは」
天童市花輪農園 上荻野戸843-5で生まれた
テロワール、産地の個性を感じる
特別限定のMBAの味わいを是非お試しください!
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味で選んだ地酒とワイン
「酒はブランドではない。味である。」
店主が味わって美味しいと感じるお酒だけを扱っています。
日本酒、焼酎は取引蔵元数を闇雲に増やしていません。
地酒専門店のトレンドに乗っていませんがそれで良いと考えています。
地下ワインセラーによる熟成
店主がフランス各地のワインメーカーやワイン専門店を足で回り見聞した知識を基に
ワインの品ぞろえをしております。
自然派、ナテュレルのワインかどうかは特には気にしていません。
ぶどう栽培、ワイン醸造をしない酒販店、輸入業者が「味」以外の理由によって
ワイン選別をするのは納得いかないからです。
今のこの時代にいわゆる工業的な安酒を造るメーカー、持続的な環境保全に
配慮しないメーカーはありません。
徒に語るような問題ではありません。
店舗の地下4メートルに8坪のワイン熟成用地下セラーがあります。(見学不可)
温度は一年を通して14度〜17度に保たれています。
熟成させて魅力を発揮するワインは、若くて価格がリーズナブルなうちに仕入れ、
地下のセラーでゆっくりと寝かせ飲み頃を待ってから販売しております。