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個性ある地酒とワインの店 山内屋はJR・京成日暮里駅西口にある地酒とワインの専門店です

  個性ある地酒とワイン 山内屋

電話でのお問い合わせはTEL.03-3821-4940

〒116-0013 東京都荒川区西日暮里3-2-3

平成29年7月のおすすめワイン chitose winery & kimura vineyard

    
    千歳ワイナリー 北海道中央葡萄酒
         × 木村農園 北海道余市町
             

       今、日本のワイン、特に北海道ワインの品質の高さが
       海外でも評判になっています。

       最近ではブルゴーニュの超有名生産者が函館にワイナリー設立を
       画策していたりと、北海道のワイン生産地としての可能性は
       海外でも非常に評価が高いです。

       北海道でヨーロッパ系ワイン用ブドウ品種が本格的に栽培され始めたのは
       30年ほど前なのですが、それが素晴らしい結果を生みだしています。

       今回ご紹介するワインは、グレイス甲州でお馴染みの山梨・勝沼の
       中央葡萄酒が20年以上に亘って北海道・余市町のブドウ栽培家
       木村農園に依頼して育ててもらっているピノノワールとケルナー
       (リースリング系の白ぶどう)のワインのご案内です。


       勝沼のワイナリーが30年前に何故北海道?と思われるでしょう。

       きっかけは、北海道千歳市の農協が「名産品のハスカップ
       (ブルーベリーの様な果物)を使いワインを造れないか」と
       中央葡萄酒・三澤茂計社長に相談したことでした。

       中央葡萄酒は当時から日本のワイナリーとしてトップクラスの品質と
       欧州仕込みのブドウ栽培、ワイン醸造技術で有名でした。

       その三澤社長も、「いつか勝沼よりも冷涼な北海道でブルゴーニュのような
       ピノノワールを造ってみたい」と薄々思っていたそうですが
       未知の土地でワイナリーをゼロから立ち上げるにはリスクが大きく
       あくまで青写真を描くに留まっていたそうです。

       しかし、ハスカップワインをきっかけに、北海道でワインを本格的に造る
       機会が巡ってきました。

       幸い農協が米の倉庫として使っていた立派な石蔵を醸造所として
       借りることが出来たこと、農協、千歳市の協力、そして何より
       三澤社長の北海道でのワイン造りの未来に賭ける情熱によって、
       まず1988年にハスカップワイン造りがスタートしました。

       そしてその4年後1992年、余市町の果樹栽培農家の中でも実績と意欲ある
       木村農園を三澤社長が説得し、北海道で、余市で初のピノノワールの
       植樹と契約栽培に漕ぎ着けます。

       今、そのピノノワールが樹齢を重ね、ワインとなり、多くのワイン愛飲家を
       驚かせています。

       ピノノワールは大変数が少ないのですが、是非お試し頂きたいです。
       そして、ケルナーが何とも豊潤で味わい深く美味い!

       本場ドイツの大学の醸造学部教授が、世界中のケルナーの中でも
       特に美味しいとお墨付きを与えたそうです。

       そして、ハスカップワインも美味いです!
       本格的なワイン醸造法で果汁をそのまま発酵させた
       果実味たっぷり(ピノノワールに似ている気がします)中甘口です。

       是非一度お試しください。

     
         石蔵の中に千歳ワイナリーはあります

     
        蔵内は狭いですがとても清潔で涼しい環境です。


   北ワイン ピノノワール・余市木村農園 2015
   
            千歳ワイナリー    750ml ¥3,200(税抜) 
                            
       


ぶどう品種 : ピノノワール  100%
        全て余市町木村農園産
        樹齢20年以上の畑を主に使用
        
  外観は輝きあるルビーレッド。
  透明感があり、クレレ(濃いめのロゼ)のような
  ニュアンスです。

  色の薄いワインは味が薄いか?
  そうではないことがよくわかります。
  ピノノワールは世界中で造られていますが、
  ニューワールドと言われるNZやアメリカと
  異なり、甘いリキュール香が控えめです。

  むしろ、ブルゴーニュのように花、土壌由来の
  ミネラル、鉄分も感じられ余韻も複雑さも
  あります。

  ブルゴーニュならオートコートドニュイクラスの
  ワインと同等ではないでしょうか。

  品格があり、世界中の良質のピノノワールを
  飲んだことのある方が「お、これは!」と
  思う味と香りがあります。
  
  「余市のピノノワールの味」はブドウの樹齢と
  共に、今後も更に奥深くなっていくのではと
  思います。飲んでおくべき1本です。


         

   北ワイン ケルナー・余市木村農園 2016
 
               千歳ワイナリー   750ml ¥2,300(税抜) 
                            
       


ぶどう品種 : ケルナー  100%
        全て余市町木村農園産
        樹齢20〜30年の畑中心

  「育てたことのないピノノワールだけでは、
  失敗した時に生計が立てられない。
  北海道で栽培実績のあるケルナーも一緒に
  育てさせてください。」

  農園の希望で一緒に契約栽培をすることになった
  ケルナーですが、これは本当に美味しいです!

  桃やパイナップルのような爽やかな香りと
  トロっとした口当たり、きれいな酸味が
  バランスよく余韻もしっかりあります。

  ドイツやアルザスの高級な辛口にも劣らない
  贅沢な味わいの白です。

  ドイツではケルナーの耕作面積が激減しており、
  余市がケルナーの世界的名産地になる日は
  近いのでは、とも言われています。

  価格も手ごろで、大変コスパの良い白です。
  世界市場で通用するワインだと思います。
 

         

   ハスカップ キューティー
                 
千歳ワイナリー    500ml ¥1,150(税抜) 
                            
       


 千歳市周辺の野生のハスカップを贅沢に使った
 爽やかな甘みと酸味の甘味果実酒です。

 とても上品で風味豊かなので、中甘口のロゼワインと
 言われても分からないくらい、ブドウのワインに
 近い味わいです。

 ワイン同様に風船式プレス機(pressoir pneaumatique)
 で優しく搾汁し、ワイン酵母で発酵させます。

 ラベルがカワイイお土産用の様な見た目ですが、
 味はかなり本格的です!

 アペリティフや食後にカマンベールなどのクリーム質の
 チーズと合わせたり、フルーツと一緒に飲むのも
 おすすめです。


 

         


  日本のワイン産地でもブルゴーニュのように、その地域の中で
  特別な土壌と気候に恵まれ、個性的なワインが出来る場所に
  格付けを与えようという動きがあるようです。

  どうやら「余市」や「桔梗が原」は特級格付けの候補に
  なっているという噂もあります。

  今後ますます目が離せません!








味で選んだ地酒とワイン

 「酒はブランドではない。味である。」

  店主が味わって美味しいと感じるお酒だけを扱っています。

  日本酒、焼酎は取引蔵元数を闇雲に増やしていません。
  地酒専門店のトレンドに乗っていませんがそれで良いと考えています。

    


地下ワインセラーによる熟成

  
店主がフランス各地のワインメーカーやワイン専門店を足で回り見聞した知識を基に
  ワインの品ぞろえをしております。
  

  自然派、ナテュレルのワインかどうかは特には気にしていません。
  ぶどう栽培、ワイン醸造をしない酒販店、輸入業者が「味」以外の理由によって
  ワイン選別をするのは納得いかないからです。
  
  今のこの時代にいわゆる工業的な安酒を造るメーカー、持続的な環境保全に
  配慮しないメーカーはありません。
  徒に語るような問題ではありません。

  店舗の地下4メートルに8坪のワイン熟成用地下セラーがあります。(見学不可)
  温度は一年を通して14度〜17度に保たれています。
 

  
熟成させて魅力を発揮するワインは、若くて価格がリーズナブルなうちに仕入れ、
  地下のセラーでゆっくりと寝かせ飲み頃を待ってから販売しております。


  


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