個性ある地酒とワインの店　山内屋はJR・京成日暮里駅西口にある地酒とワインの専門店です

　　個性ある地酒とワイン　山内屋

　　　　
　　 CHASSAGNE-MONTRACHET ROUGE 2010
　　　　　　　　　　　　　　Jacques CARILON
　　　シャサーニュモンラッシェ　ルージュ　ジャック・カリヨン
　　　
　　　　　　 　　　
　　　　　　　　　　

　　　　　　　シャサーニュモンラッシェ村とピュリニーモンラシェ村、
　　　　　　この２つのシャルドネの世界的名産地は、道路をたった１本挟んだだけで
　　　　　　全く異なる性格のワインを生み出します。

　　　　　　一般的にこの２つの村のワインの違いがどう記されているかは別として
　　　　　　僕個人の感想としては、シャサーニュは「プラチナ」ピュリニーは
　　　　　　「金（イエローゴールド）」と言うイメージです。

　　　　　　シャサーニュのノエル・ラモネやギイ・アミオ、ミシェル・ニエロンのワインを
　　　　　　試飲した時のグラスの中に閉じこもった香り、鋭い酸味、
　　　　　　ジワジワと時間と共に放たれるミネラル香は、地味なイメージ。

　　　　　　だけど、時と共に広がるあの何とも表現しがたい味わいは、様々な高級酒を飲んで
　　　　　　飲み尽くした人が最後にたどりつく、飽きの来ない味わいだと思います。

　　　　　　名品ならではの風格、プラチナの様な存在感を感じます。

　　　　　　パリの「ランブロワジー」で1988Chassagne-Montrachet 1ER Cru
　　　　　　Morgeot < Duc de Magenta>を飲んだ時、熟成したシャルドネの本当の
　　　　　　美味しさを知りました。
　　　　　　（オマール海老と白トリュフのラビオリを食べました）

　　　　　　干したアンズ、ブリオッシュやフィナンシエの様な焼き菓子、アーモンドの
　　　　　　香ばしさ、ミネラルなどが豊富に湧き立ち食欲をそそる香り。
　　　　　　ものすごい余韻の長さと重厚な酸味。鈍く輝くプラチナのイメージです。

　　　　　　きっとこれはシャサーニュだからこういう熟成をするのでしょう。


　　　　　　シャサーニュモンラッシェの白（シャルドネ）を大絶賛しましたが、
　　　　　　今回ご紹介するのは赤（ピノノワール）です。

　　　　　　日本にはあまり入ってきていないので希少なワイン、と思われがちですが
　　　　　　実はシャサーニュモンラッシェの耕作面積の半分、生産量の４０％弱は赤なんです。

　　　　　　「プラチナ」のような存在感ある白の陰に隠れていますが
　　　　　　赤もとても美味しい！

　　　　　　ブルゴーニュの赤と言えばジュヴレイシャンベルタンやヴォーヌロマネあたりが
　　　　　　最も魅力的だと思われています。（特にフランス国外で）

　　　　　　しかし、地元のレストランではシャサーニュの赤、しかも良く熟成したものが
　　　　　　とてもリーズナブルな価格でサーヴィスされます。

　　　　　　色は淡いのですが、果実味があり酸味、渋みに筋が通っているので
　　　　　　熟成させると何とも贅沢な味わいになります。

　　　　　　草を食べて育ったブルゴーニュ名産のシャロレ牛（赤身で脂肪が少ない）や
　　　　　　鶏肉、焼鳥（レバーを塩で！）を食べたくなる「引き締まった赤」です！


　　　　　*　シャサーニュのご案内をしましたが写真はピュリニーです・・・
　
　　　　　　
　　　　　　畑名「Les Enseignères レ・ザンセニエール」辺りから
　　　　　　ピュリニーモンラッシェ村を背にして、特級畑を望む
　　　　　　「Chevalier-Montrachet,Le Montrachet,Batard-
　　　　　　　Montrachet,Bienvenues-Batard-Montrachet」
　　　　　　特級畑は標高が高く、他よりも傾斜があることが分かる。

　　　　　　　
　　　　　特級畑「シュヴァリエモンラッシェ Chevalier-Montrachet」
　　　　　上部からピュリニーモンラッシェ村を望む。

　　　　　　　
　　　　Jacques Carillon氏に説明して頂き、全てのワインを試飲させて
　　　　頂きました。


味で選んだ地酒とワイン

　「酒はブランドではない。味である。」

　　店主が味わって美味しいと感じるお酒だけを扱っています。

　　日本酒、焼酎は取引蔵元数を闇雲に増やしていません。
　　地酒専門店のトレンドに乗っていませんがそれで良いと考えています。
　　　　

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地下ワインセラーによる熟成

　　店主がフランス各地のワインメーカーやワイン専門店を足で回り見聞した知識を基に
　　ワインの品ぞろえをしております。
　　

　　自然派、ナテュレルのワインかどうかは特には気にしていません。
　　ぶどう栽培、ワイン醸造をしない酒販店、輸入業者が「味」以外の理由によって
　　ワイン選別をするのは納得いかないからです。
　　
　　今のこの時代にいわゆる工業的な安酒を造るメーカー、持続的な環境保全に
　　配慮しないメーカーはありません。
　　徒に語るような問題ではありません。

　　店舗の地下4メートルに8坪のワイン熟成用地下セラーがあります。（見学不可）
　　温度は一年を通して14度〜17度に保たれています。　

　　熟成させて魅力を発揮するワインは、若くて価格がリーズナブルなうちに仕入れ、
　　地下のセラーでゆっくりと寝かせ飲み頃を待ってから販売しております。

　　

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