個性ある地酒とワインの店　山内屋はJR・京成日暮里駅西口にある地酒とワインの専門店です

　　個性ある地酒とワイン　山内屋

　　　　
　　　 BARNAUT ROSÉ BRUT Grand Cru (Champagne)

　　　　バルノー　ロゼブリュット　グランクリュ
　　　　　

　　　　スパークリングワイン数あれど、やっぱりシャンパンは別格で美味しくて
　　　　飲むと幸せな気分になれます。

　　　　今月はおすすめのロゼシャンパンのご案内です。

　　　　よくシャンパンと一般的なスパークリングワインの違いを尋ねられるのですが
　　　　簡単にシャンパンのご説明を致します。


　　　1）シャンパンの産地・シャンパーニュ地方はパリの北東約150ｋｍ程に位置する
　　　　　フランスを代表する*７つのワイン産地のひとつです。

　　　　　起伏に富み、降雨量が少なく、独特の石灰質が豊富な土壌が特徴的な
　　　　　約33,000haの、このシャンパーニュ地方の畑から収穫されるブドウだけで
　　　　　造られるスパークリングワインを
　　　　　「Le Champagne シャンパーニュ（シャンパン）」と言います。
　　　　　＜シャンパーニュ（仏語）、シャンパン（英語）＞

　　　2）シャンパーニュ地方の修道僧が作ったワインを貯蔵しておいたら、生き残った
　　　　　酵母と糖分が再発酵して発泡性のあるワインになったと言われています。
　　　　　（樽内、瓶内二次発酵）
　　　　　現在でも、炭酸ガスの注入ではなく瓶内二次発酵で炭酸ガスを発生させます。
　　　　
　　　　　瓶詰時にワインと共に、二次発酵用のリキュール（熟成したワイン、酵母、
　　　　　砂糖を混ぜたもの）を入れて栓をし、セラーでゆっくりと寝かせます。

　　　　
　　　3）「シャンパーニュ」はひとつのワインのカテゴリーですが、その中には
　　　　　スタンダードな物だけでなく、多様な醸造法や味わいの表現法があります。

　　　　　a)ブドウの色の違いで味わいを表現する。

　　　　　　白ブドウだけで醸造するブランドブラン(Blanc de Blancs),
　　　　　　黒ブドウだけで醸造するブランドノワール(Blanc de Noirs)
　　　　　　

　　　　　b) ブドウの出来る村の格付けによって味わいを表現する。

　　　　　　シャンパーニュには17の特級、41の１級、そして格付け外の村がある。

　　　　　　村によってぶどうの個性は様々で、かつては格付けによって価格が
　　　　　　固定化されていた。EU加盟後は自由競争を促すため価格固定は
　　　　　　禁止になった。
　　　　　　しかし、特級の村のブドウから出来るシャンパンは明らかに個性的で
　　　　　　味わい深く、熟成によって味わいが伸びます。ここが面白いところ！　　

　　　　　c) 特にブドウの出来の良い年にだけ醸造し、そのブドウの味わいを大切にした
　　　　　　ヴィンテージシャンパン（ミレジメ）

　　　　　　c.f. ノンヴィンテージ（スタンダード）シャンパンはその年のワインに
　　　　　　過去３年分ほどの熟成ワイン（リザーヴワイン）をブレンドして
　　　　　　味を調える。このブレンドの具合も各社によって違い、シャンパンを飲む
　　　　　　楽しみのひとつである。

　　　　　ｄ）二次発酵用リキュールの添加量の加減による甘辛の調整

　　　　　　伝統的に甘い二次発酵用リキュールの添加によって
　　　　　　瓶内二次発酵を促します。
　　　　　　リキュールが多ければ甘くなり、少なければ辛口です。

　　　　　　リキュールを使わず、基のワインと酵母だけで瓶内二次発酵させる
　　　　　　ブリュットナチュール brut nature（リキュール添加0％　極辛口）
　　　　　　ブリュット brut （リキュール添加量1％未満）
　　　　　　セック sec （　〃　2〜5％　）
　　　　　　ドゥミセック demi-sec (　〃　5〜8％　）
　　　　　　ドゥ doux (　〃　8〜15％　）

　　　　　　ひとつのスパークリングワインのカテゴリーの中で、これだけ
　　　　　　甘口から辛口までバラエティに富んでいるものはありません。
　　　　　
　　　　　
　　　　　シャンパンを好きになるとその奥深さを更に知りたくなり
　　　　　更に味わいたくなります。

　　　　　今回ご紹介するシャンパンはロゼです。
　　　　　ロゼの造り方も実は二通りあります。

　　　　　最も一般的なのが白ワインに極少量赤ワインをブレンドし
　　　　　淡いロゼ色に仕上げたものです。

　　　　　今回ご紹介するのは赤ワイン同様に果汁と果皮、種を一緒に
　　　　　浸漬させて色と香り、味わいをしっかりと引き出して、
　　　　　ロゼ色に染まった果汁を発酵させる「セニエ製法」のワインで
　　　　　造られます。

　　　　　
　　　　
　　　　　　*　他、アルザス、ブルゴーニュ、ロワール、コートデュローヌ
　　　　　　　ラングドック、ボルドーの６産地
　　　　　　

味で選んだ地酒とワイン

　「酒はブランドではない。味である。」

　　店主が味わって美味しいと感じるお酒だけを扱っています。

　　日本酒、焼酎は取引蔵元数を闇雲に増やしていません。
　　地酒専門店のトレンドに乗っていませんがそれで良いと考えています。
　　　　

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地下ワインセラーによる熟成

　　店主がフランス各地のワインメーカーやワイン専門店を足で回り見聞した知識を基に
　　ワインの品ぞろえをしております。
　　

　　自然派、ナテュレルのワインかどうかは特には気にしていません。
　　ぶどう栽培、ワイン醸造をしない酒販店、輸入業者が「味」以外の理由によって
　　ワイン選別をするのは納得いかないからです。
　　
　　今のこの時代にいわゆる工業的な安酒を造るメーカー、持続的な環境保全に
　　配慮しないメーカーはありません。
　　徒に語るような問題ではありません。

　　店舗の地下4メートルに8坪のワイン熟成用地下セラーがあります。（見学不可）
　　温度は一年を通して14度〜17度に保たれています。　

　　熟成させて魅力を発揮するワインは、若くて価格がリーズナブルなうちに仕入れ、
　　地下のセラーでゆっくりと寝かせ飲み頃を待ってから販売しております。

　　

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